チーム保育の考え方
2022/05/27
チーム保育について「一人の保育者が一斉に何かを教えようとするとき、何かをやらせようとするとき、それからはみ出る子や、やれない子に対して補助をして、その一斉の中に入れる手伝いをする」というような考えになってしまいがちです。
この考え方だと大人主導の保育をより強化するだけになってしまいます。
そこで、チーム保育の考え方を「一斉の中に入れない子を違う観点から支えるために手伝いをする」というように捉えましょう。
一斉指導のやり方を弱め、子どもからの選択性や子どもの主体性を心がけないとならないのです。
一人の大人だけで見守ると、子どもの接し方は「点」の接し方になってしまいます。どうしても自分の視点が中心となります。
それを複数の大人で見守ることで、面ができます。複数の視点が入って、自分だけでは見出せなかった解決策が生まれる場合もあります。
チーム保育による子どもの把握は、子どもを多くの目で囲む空間を作ることです。