0・1歳児
2022/09/12
研究で赤ちゃんは、他の赤ちゃんの遊んでいる様子を見たり、
他の赤ちゃんと触れ合いながら学んでいることがわかっています。
そのため、0・1歳の全24ヶ月の子どもたちは発達の連続性を踏まえて、より発達の近い子どもと一緒に保育をしているのです。
また、日常の保育の場が、小さいうちから他者とのかかわりが学べる環境なので、自我の芽生えを大切に受け止め、自分でできる喜びが感じられる環境にしています。
この発達の段階では、十分に行き届いた養護環境が重要な意味をもつため、くつろいだ雰囲気のなかで自発性の基礎を培うような保育に重点を置くことも大切です。発達の状態に応じて、0歳児クラスと1歳児クラスが連動した保育集団を作っているのです。
見守る保育実施園では、保育室を「遊」「食」「寝」の3つの空間に分け、遊ぶこと、食べること、寝ることのそれぞれの子どもの発達の連続性を保証した生活の場を作っています。
保育室という環境が子どもを収容しておく場所ではなく、一人一人の生活を尊重し、発達の連続性を保証していく場所である必要があるのです。