見守る保育の給食 セミバイキングとは?
2022/11/01
見守る保育の給食ではセミバイキングが行われています。
バイキングとつくのでホテルの朝食でよく見かけるビュッフェ形式の食べ放題をイメージされる方も多いと思います。しかし、セミバイキングは少し違います。
名前に「セミ」がついているところがポイントですが、完全なビュッフェ形式ではなく、そこにはきちんと配膳係がいます。
その配膳係には子どももいます。子どもの配膳係はお当番制です。
給食の時間にカウンターに立ち、順番に回ってくるお友達の希望を聞いて、きちんとそれに対応して配膳します。例えばこんなやり取りになります。
「どのくらい食べたい?」
「多め?少なめ?」
「お肉好きだから多め!」
配膳係は正確に聞いて、それに対応していく力がつきます。
一方、配膳される子どもたちも自分で自分の意思を伝える力がつきます。
見守る保育では子ども同士の関わりを大切にします。
給食の時間でもこのような形で、少し工夫するだけで子どもたちの関わりが促進されます。
これには副産物もあります。
子ども自ら自分の食べたい量を伝えるので、責任感が生まれ、食べ残しが減るのです。